一次繊毛や微小管の共焦点・超解像ライブイメージングの手法
Sawada M, Matsumoto M, Narita K, Kumamoto N, Ugawa S, Takeda S, Sawamoto K.
In vitro time-lapse imaging of primary cilium in migrating neuroblasts.
Bio-protocol 10(22): e3823 (2020).
当時大学院生だった松本さんの一次繊毛に関する論文(Matsumoto et al., J. Neurosci, 39: 9967-9988, 2019)が発表された後、その論文で使われた一次繊毛や微小管の共焦点・超解像ライブイメージングの手法について論文にまとめることとなり、澤田がこの論文を執筆しました。
脳室下帯のdissectionや遺伝子導入、マトリゲル培養の方法は、もともと澤本先生が留学先のUCSFで習得した方法(Mirzadeh et al., J Vis Exp, 2010など)を改良したもので、これまでは先輩方のノートやクチコミを参考に引き継がれていました。この論文を執筆することで、研究室としての方法を公式にまとめることができたほか、研究室への手法の問い合わせにも論文を提示して対応することができるようになりました。私自身は、実験方法を記載する論文の執筆は経験がありませんでしたが、松本さんにもお手伝いいただき、発表することができました。なお、論文受理後に、Bio-protocolの表紙としても取り上げられました。
今後、脳室下帯のニューロン培養をする方には、ぜひご一読いただきたいと思っています。また、3次元再構築ソフトImarisの簡単な使い方についても説明していますので、ご興味があればご覧ください。
2020
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