再生医学分野 実験補助員(パートタイム職員)の募集

本募集は終了しました。ご応募ありがとうございました。

仕事内容 マウスの行動解析、脳の組織解析、遺伝子改変マウスの繁殖管理、遺伝子タイピングなど。詳細はお問い合わせください。
雇用期間 平成31年7月1日〜平成32年3月31日まで 更新あり、応相談 
勤務地 名古屋市瑞穂区瑞穂町字川澄1番地 名古屋市立大学大学院医学研究科 再生医学分野
給与等 時給:1,027円 ※応募資格:理系の大学、短大、専門学校卒、動物アレルギーのない方。未経験の方も指導いたします。
交通費 規程により支給。(上限850円)
社会保険等 労災保険に規程により加入。
勤務日 月曜〜金曜のうち2日(国民の祝日は除く) ※勤務日は応相談。
勤務時間 午前10時00分〜午後3時00分まで(休憩1時間) ※勤務時間について相談可
募集人員 1名
応募方法 面接選考を行いますので、下記連絡先まで履歴書(書式自由・写真貼付)を郵送にて送付ください。2月22日(金)必着(面接の日時は追ってご連絡致します。) 但し、期間中でも採用者が決定次第終了。
問い合わせ及び担当者 〒467-8601 名古屋市瑞穂区瑞穂町字川澄1番地 名古屋市立大学大学院医学研究科 再生医学分野 
担当:筧理恵
電話:052-853-8532 e-mail:rie_k@med.nagoya-cu.ac.jp

脳梗塞後の神経再生メカニズム―神経細胞の移動促進により神経機能が改善― A new strategy for brain regeneration after stroke: clearing the path for migrating neurons

金子准教授らの新しい論文がScience Advances誌に掲載されました。

Kaneko N, Herranz-Pérez V, Otsuka T, Sano H, Ohno N, Omata T, Nguyen HB, Thai TQ, Nambu A, Kawaguchi Y, García-Verdugo JM, Sawamoto K. (2018) New neurons use Slit-Robo signaling to migrate through the glial meshwork and approach a lesion for functional regeneration. Sci Adv 4: eaav0618 Free Full Text

日本語プレスリリース

脳梗塞は、脳血管の閉塞により血流が途絶して神経細胞が死滅する疾患で、様々な神経機能の障害が生じます。まだ脳が深刻なダメージを受けていない急性期に、閉塞した血管を再開通させる治療法は、近年目覚ましく発達しました。しかし、成熟した脳では神経細胞を再生する能力がほとんどないため、この時期を過ぎると抜本的な治療法がないのが現状で、我が国で、寝たきりの原因となる主な疾患のひとつです。神経細胞の大部分は胎生期に幹細胞からつくられますが、成熟過程でほとんどの幹細胞は消失します。そのため、成熟後の脳内では、脳室の周囲にある「脳室下帯」などごく限られた領域でしか神経細胞が作られません。脳室下帯で生まれた未熟な神経細胞は、脳梗塞後には傷害部に向かって移動して成熟し、神経細胞を再生しようとしますが、神経機能の障害を十分に回復させることはできません。本研究では、三次元的な電子顕微鏡解析法や、脳梗塞後の脳切片を移動する生きた神経細胞の挙動を記録するライブイメージングという方法で、ダメージを受けた脳組織で活性化して増殖・肥大化するアストロサイトと呼ばれる細胞が、神経細胞の移動を妨げていることを発見しました。

また、神経細胞が活性化アストロサイトの間をスムーズにすり抜けるのに必要なスリットという蛋白質を同定しました。神経細胞が分泌したスリットが、活性化アストロサイトの細胞表面にあるロボというタンパク質(受容体)に結合すると、細胞の骨組みをつくる蛋白質の動態が変化して活性化アストロサイトの形が変わり、神経細胞がすり抜けやすくなります。しかし、スリット蛋白質は、傷害部への移動の途中で減少していくため、神経細胞は十分に移動することができません。そこで、神経細胞のスリット蛋白質の産生を増加させる処置を行うと、脳梗塞後の脳組織内での神経細胞の移動を促進することができました。その結果、傷害部の近くまで移動して成熟する神経細胞の割合が増加し、それに伴って脳梗塞によって生じた運動機能の障害が改善しました。この研究から、損傷後の脳内で、新しい神経細胞の移動をコントロールして適切な場所に配置することが、脳機能の再生に重要であるということが分かりました。この研究で明らかになった脳の再生の仕組みは、脳疾患に対する再生医療の実現に向けても重要なものです。

English press release

Stroke is a leading cause of death and chronic disability in adults, causing a heavy social and economic burden worldwide. However, no treatments exist to restore the neuronal circuitry after a stroke. While most neurons are generated during embryonic brain development, new neurons continue to be produced in the ventricular-subventricular zone (V-SVZ) of the adult brain. In rodent olfaction, immature new neurons called neuroblasts form chain-like aggregates that migrate to the olfactory bulb, where they differentiate into interneurons. However, in the case of brain injury, the mammalian brain has only a limited ability to regenerate neuronal circuits for functional recovery. In a rodent ischemic stroke model induced by transiently blocking the middle cerebral artery, the most commonly affected vessel in human patients, some V-SVZ-derived neuroblasts migrate toward the lesion, where they mature and become integrated into the neuronal circuitry. However, the number of these new neurons is insufficient to restore neuronal function.

 

We have revealed a novel mechanism for neuronal regeneration, using the mouse model for ischemic stroke. Within a few days after stroke, astrocytes, a major population of macroglia, in and around the injured area become activated, exhibiting larger cell bodies, thicker processes, and proliferative behavior. The migrating neuroblasts must navigate through this astrocyte meshwork to reach the lesion. Using three-dimensional electron microscopy and live imaging, the research team demonstrated that neuroblast migration is restricted by the activated astrocytes in and around the lesion. In normal, olfaction-related migration, neuroblasts secrete a protein called Slit, which binds to a receptor called Robo expressed on astrocytes. Slit alters the morphology of activated astrocytes at the site of neuroblast contact, to move the astrocyte surface away and clear the neuroblast’s migratory path. However, in the case of brain injury, the migrating neuroblasts actually down-regulated their Slit production, crippling their ability to reach the lesion for functional regeneration. Notably, overproducing Slit in the neuroblasts enabled them to migrate closer to the lesion, where they matured and regenerated neuronal circuits, leading to functional recovery in the post-stroke mice. These results suggest that strategies designed to help migrating neurons reach the lesion may improve stem/progenitor cell-based therapies for brain injury.

 

2018年度生理学研究所研究会 「神経発達・再生研究会」のご案内

生理学研究所では、新分野の創成を目指す研究討論会として、様々なテーマの「生理研研究会」を、原則として自然科学研究機構岡崎地区において開催しております。この度、2018年度の生理研研究会の1つを、「神経発達・再生研究会」と題しまして、名古屋市立大学において開催することになりましたので御案内いたします。

脳・脊髄や末梢神経系の発達・再生のメカニズムに関する最新の研究成果をご発表いただき、議論したいと思います。皆様のご参加をお待ちしております。

日 時:2018年10月17日(水) 13時開始 18日(木) 16時終了(予定)

会 場:名古屋市立大学病院 大ホール

参加費:無料

懇親会:一般 5000円、 学生/大学院生 3000円

研究会の詳細は、以下の研究会ホームページをご覧ください。

http://www.nips.ac.jp/dcs/nervews/

参加申込:9月28日(金)までに以下のサイトからお願い致します。http://www.nips.ac.jp/dcs/nervews/index.html

代表者:澤本和延(名古屋市立大学・生理学研究所)

世話人:古瀬幹夫(生理学研究所)

事務局:名古屋市立大学大学院医学研究科再生医学分野 金子奈穂子

E-mail: naokokaneko0504@gmail.com

ご不明な点がございましたら、お気軽に事務局までお問い合わせください。

【プログラム(予定)】

10/17 (1日目) 13:00-18:00

大塚俊之 京都大学ウイルス・再生医科学研究所

「神経幹細胞制御による脳形態形成の改変」

河崎洋志 金沢大学大学院医薬保健学総合研究科

「フェレットを用いた大脳皮質形成機構の解析」

太田訓正 熊本大学大学院生命科学研究部

「Tsukushiを介した神経幹細胞ニッチ制御と水頭症の連関」

中島欽一 九州大学医学研究院

「転写因子ND1によるミクログリアからニューロンへの直接分化転換機能」

榎本秀樹 神戸大学大学院医学研究科

「シュワン細胞に内包された神経分化能とその可塑性」

岡野栄之 慶應義塾大学医学部

「幹細胞システムを用いた神経系の再生医療と病態解析研究」

廣田ゆき 慶應義塾大学医学部

「大脳皮質発生におけるリーリンシグナルの機能」

澤本和延 名古屋市立大学大学院医学研究科

「脳の発達・再生における新生ニューロンの移動」

岡田誠治 九州大学医学研究院

「グリア瘢痕制御による中枢神経の再生」

10/18 (2日目) 9:00-16:00

五十嵐道弘 新潟大学大学院医歯学総合研究科

「哺乳動物成長円錐の分子基盤をどう理解するか?」

藤島和人 京都大学高等研究院iCeMS

「小脳回路における軸索束依存的な樹状突起形成メカニズム」

生沼泉 兵庫県立大学理学部

「神経発達を担うアクチン足場蛋白質の選択的スプライシングの時空間制御」

竹居光太郎 横浜市立大学大学院生命医科学研究科

「神経回路形成因子LOTUSによる脳内環境制御:神経再生医療技術への展開」

山下俊英 大阪大学大学院医学系研究科

「中枢神経障害と神経—生体システム連関」

高橋淳 京都大学iPS細胞研究所

「iPS細胞を用いたパーキンソン病治療」

東海地区の研究者によるショートトーク 

石田章真 名古屋市立大学

荻野ひまり 名古屋市立大学

桐生寿美子 名古屋大学

笹倉寛之 愛知医科大学

足澤悦子 生理学研究所・大阪大学

鳴島円 生理学研究所

丹羽智史 愛知医科大学

浜田奈々子 愛知県コロニー発達障害研究所

新生ニューロンの接着制御機構に関する論文の掲載 A new paper published in The Journal of Neuroscience

藤掛大学院生・澤田助教らの新しい論文がJournal of Neuroscienceに掲載されました。

Fujikake K, Sawada M, Hikita T, Seto Y, Kaneko N, Herranz-Pérez V, Dohi N, Homma N, Osaga S, Yanagawa Y, Akaike T, García-Verdugo JM, Hattori M, Sobue K, Sawamoto K (2018)

Detachment of chain-forming new neurons by Fyn-mediated control of cell-cell adhesion in the postnatal brain. J Neurosci 38: 4598-4609. https://doi.org/10.1523/JNEUROSCI.1960-17.2018

This work has been featured on the journal cover

ニューロンの移動停止メカニズムに関する新しい論文が掲載されました A new paper published in the EMBO Journal

澤田雅人助教らの新しい論文がEMBO Journalに掲載されました。

Sawada M, Ohno N, Kawaguchi M, Huang S, Hikita T, Sakurai Y, Nguyen HB, Thai TQ, Ishido Y, Yoshida Y, Nakagawa H, Uemura A, Sawamoto K (2018) PlexinD1 signaling controls morphological changes and migration termination in newborn neurons. EMBO J 37: e97404  http://emboj.embopress.org/cgi/doi/10.15252/embj.201797404

日本語プレスリリース

English press release

This work has been featured on the cover of the second February issue of the EMBO Journal

 

放射状グリアによる神経再生機構に関する論文 New paper published in Cell Stem Cell

神農英雄研究員(新生児・小児医学分野)らの論文がCell Stem Cellに掲載されました。

Jinnou H, Sawada M, Kawase K, Kaneko N, Herranz-Pérez V, Miyamoto T, Kawaue T, Miyata T, Tabata Y, Akaike T, García-Verdugo JM, Ajioka I, Saitoh S, Sawamoto K (2018) Radial glial fibers promote neuronal migration and functional recovery after neonatal brain injury. Cell Stem Cell 22: 128-137. https://doi.org/10.1016/j.stem.2017.11.005

FREE Full text

This paper is now featured on the cover of the January 2018 issue of Cell Stem Cell

 

第26回 海馬と高次脳機能学会を開催しました

日時:2017年9月30日(土)13:00〜20:30

2017年10月1日(日)9:00〜13:00

会場:名古屋市立大学大学院医学研究科(桜山キャンパス)研究棟11階 講義室A

 

プログラム概要

◯ 2017年9月30日(土)

一般演題:8演題(予定)

特別講演:中島 欽一(九州大学大学院医学研究院応用幹細胞医科学部門)

教育講演:道川 誠(名古屋市立大学医学研究科病態生化学分野)

◯ 2017年10月1日(日)

一般演題:4演題(予定)

特別講演:池谷 裕二(東京大学大学院薬学系研究科薬品作用学)

教育講演:山嶋 哲盛(金沢大学医学系研究科/有松医科歯科クリニック)

 

世話人:名古屋市立大学大学院医学研究科再生医学分野 澤本和延

幹事:山嶋 哲盛(金沢大学/有松医科歯科クリニック)

原 英彰 (岐阜薬科大学薬効解析学研究室)

田村 了以(富山大学大学院医学薬学研究部(医学)統合神経科学)

櫻井 芳雄(同志社大学脳科学研究科)

 

事務局:名古屋市立大学大学院医学研究科再生医学分野

金子奈穂子・澤田雅人

 

実験補助員(パートタイム職員)の募集

仕事内容 マウスの行動解析、脳の組織解析、遺伝子改変マウスの繁殖 管理、遺伝子タイピングなど。詳細はお問い合わせください。

雇用期間 平成 29 年 4 月1日〜平成 30 年 3 月 31 日まで(年度更新制) 応相談 試用期間:1ヶ月

勤務地 名古屋市瑞穂区瑞穂町字川澄1番地 名古屋市立大学大学院医学研究科 再生医学分野

給与等 時給:1027〜1380 円(経験、資格に応じて名市大職員規程 に準じ処遇します。)

※応募資格  理系の大学、短大、専門学校卒、動物アレルギ ーのない方。未経験の方も指導いたします。

交通費 規程により支給。 社会保険等 健康保険・雇用保険・厚生年金保険・労災保険に規程により 加入。

勤務日 月曜〜金曜のうち 3〜5 日(国民の祝日は除く) ※勤務日は応相談。規程により有給休暇あり

勤務時間 午前 9 時 00 分〜午後 5 時 00 分まで(休憩 1 時間) ※勤務時間について相談可

募集人員 1 名

応募方法 面接選考を行いますので、下記連絡先まで履歴書(書式自 由・写真貼付)を郵送にて送付ください。

3 月 10 日(金)必着(面接の日時は追ってご連絡致します。) 但し、期間中でも採用者が決定次第終了。

問い合わせ及び 担当者 〒467-8601 名古屋市瑞穂区瑞穂町字川澄1番地 名古屋市立大学大学院医学研究科 再生医学分野 担当:西川みづ江 電話:052-853-8532 e-mail:mizue@med.nagoya-cu.ac.jp

第11回成体脳のニューロン新生懇談会  The 11th Adult Neurogenesis Conference

第11回成体脳のニューロン新生懇談会を名古屋市立大学で開催しました。ご協力ありがとうございました。

The 11th Adult Neurogenesis Conference was held in Nagoya City University on November 14, 2015.

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82名の方々にご参加いただきました。成体ニューロン新生と関連分野に関する特別招待講演1演題、口頭発表6演題、ポスター発表36演題と活発な討論が行われ、楽しい会になりました。当日のプログラムはこちらからダウンロードできます。

成体脳のニューロン新生懇談会ホームページはこちらです。来年は滋賀医大で開催される予定です。

参加には入会が必要です(会費無料)。ご希望の方は澤本までご連絡下さい。